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みなさん、元気な八戸づくり若者シンポジウムへ参加いただき、ありがとうございました。

2月23日、八戸市美術館で開催された”元気な八戸づくり若者シンポジウム”、八戸市長をはじめ約70名の学生や市民のみなさんが、午前の発表会と、午後の討論会に参加されました。このシンポジウムは、NPO法人地域活性化教育支援ネットワークRENが主催し、若者が地域のことを知るきっかけづくりと、地域づくりや地域活性化に興味のある多くの世代間の交流促進を目的として開催されています。令和3年度に始まったシンポジウムですが、コロナ禍のために対面の集会方式で開催されたのは初めてでした。

【発表会】午前に開催された発表会では、高校から5件、高専から3件、大学から9件、あわせて17件の発表が行われました。それぞれ口頭による3分の概要説明を聞き、ポスターセッションで意見交換しました。テーマは、地域の魅力、地域行政、若者の意見、空き家の有効利用、娯楽文化施設、情報発信、にぎわいづくり、まちづくり、観光、環境など、多様な地域活性化に向けた提案でした。ポスターセッションでは多くの質疑が行われ、同時に発表者相互による異なる学校との交流も見られました。なお、概要説明の動画とポスター画像は、事前に提出し、RENホームページを通して事前および事後に公開されています。ポスターの一部は、八戸工業大学サテライト“ばんらぼ”で掲示される予定です。

【討論会】午後には、「なぜ、地域を学ぶか」をテーマに討論会が行われました。八戸市産学官連携推進会議(市長、商工会議所、高等教育機関)では、若者地域定着に向けた活動の一環として「八戸地域学」を昨年度から開講しています。また、市内の小学校から高校までの各教育機関では、これまでも地域に関わる教育の充実が図られています。このため、八戸地域では、小学校から大学生までに「地域を学ぶ」教育が提供されています。討論会は、この背景を受け、「地域を学ぶ」教育の意義、成果や課題を共有し、相互の連携を考え、地域の人材育成を討論することを目的として開催されました。はじめに、基調講演として、八戸市産学官連携推進会議での開講までの経緯、各教育機関の地域教育の実施例に関する講演が行われた。その後、水野眞佐夫八戸学院大学学長、坂本禎智八戸工業大学学長、谷地村克之青森県立八戸高校校長、および齋藤信哉八戸市教育長の4人のパネリストによるパネルディスカッションが行われました。齋藤氏からコミュニティ・スクール、谷地村氏から高校の教育活動がそれぞれ紹介されたのち、地域の学びについて討議しました。地域への関心や、地域への誇りを持つことの大切さ、地域への定着、教材の共有など地域教育に関する連携などの意見がありました。

【おわりに】閉会式では、優れた発表をしてくれた学生たちへ各賞の授与が行われました。生徒・学生の皆さんには、地域づくりのための様々な新しい提案をしていただき、ありがとうございました。優れた提案についてはRENが関係機関と協議し、実施に向けて努力させていただきます。
 本シンポジウムで登壇いただいたみなさん、会場やネットで聴講いただいたみなさん、協賛機関や後援機関としてご支援いただいたみなさん、ネットでZoomハイブリッド配信を提供いただいた(株)テクノルさん、ありがとうございました。みなさん、来年もよろしくお願いします。

 皆様に、深く感謝申し上げます。                  (理事長 長谷川明)

新年、あけましておめでとうございます。

NPO法人地域活性化教育支援ネットワークREN 
理事長 長谷川 明

皆様、新年、あけましておめでとうございます。
日頃、RENの活動へご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。
本年も、皆さんのご協力をいただきながら、地域活性化のための教育支援活動を推進して参りますので、なにとぞよろしくお願い申しあげます。

 2024年の元日に、能登半島で大地震が発生し周辺に大被害が及んでいます。一夜を明け、津波注意報が解除され、被害の実態が少しずつ伝えられています。多くの人命が失われたこと、建物の倒壊、市内中心部の大規模火災、崖くずれや地滑りなどによる道路交通遮断、水道や電力などのライフラインの損傷が発生していることなどをマスコミが伝えています。このような被害によって、救援物資輸送や人材派遣が困難であるとの課題も伝えられています。亡くなられた方々へお悔やみを申しあげるとともに、被災された方々へお見舞い申しあげます。
 2011年の東日本大震災をはじめ、多くの自然災害を受けている私たちの地域にとって、この被災は人ごとではありません。被害を少なくするためには、地域への関心や、地域へのプライドを伝えたい地域教育が必要で、なかでも防災教育が重要であることを強く感じています。特に、自然災害は、地域の地形、地質、地盤、気候などと深い関わりがあり、減災には、自分がいる場所の特徴を理解し備える努力が欠かせません。地域の特徴を伝える教育が大切です。
 また、自然災害と結びつく地域の特徴を調査したり、過去の災害の歴史を調べ今に役立つ情報を提供したり、あるいはコンピューターに地域の特徴を入力し災害のシミュレーションを行うことで過去の災害を分析したり被害予測を計算することが必要です。そして、これらの調査や研究を行う人材育成も防災には欠かせない活動です。市内の高等教育機関、例えば八戸工業大学では、これらの研究活動や人材育成活動が精力的に行われています。RENがコーディネートさせていただいている”中学生による地域企業と大学見学会”では、地域の大学が行っている研究活動も紹介されています。少しでも多くの市民に、地域の研究活動や人材育成活動をお伝えすることが地域活性化につながると考えているからです。地域にとって大切な活動が行われていながら、これらの活動が多くの市民に伝えられる機会は多くありません。地域のくらしや産業を支える地域教育の実情を市民に伝える支援していく必要があると考えています。
 今年も、RENでは、中学生による地域企業と大学見学会、元気な八戸づくりシンポジウム、こどもロボット教室、三社大祭に関連する教育支援活動などを継続して進めて参ります。子供から大人まで、地域を学ぶ、地域に関心を持つ、地域を考える、地域にプライドをもつ、それぞれの機会の提供を広げて参ります。これらの活動は、多くの皆さんのご理解とご協力によって運営されています。今年もよろしくお願いします。
 おわりに、皆様にとって、いい新年であることを願うとともに、本年もRENの活動によって少しでも地域が活性化されることを願って、新年のご挨拶と致します。

元気な八戸づくり若者シンポジウム-プログラム

プログラムを掲載します。

今年度のシンポジウムは、発表会と討論会で構成されています。発表会では若者による18件の取組みが発表されます。討論会では「なぜ地域を学ぶか?」をテーマに基調講演とパネルディスカッションが行われます。

2024年2月23日(祝・休)、会場は八戸市美術館です。ぜひご来場下さい。

元気な八戸づくり若者シンポジウム、エントリー締め切りは12月10日に変更。先着20件は変わらず。
【重要】事務所を移転しました。

このたび、本NPO地域活性化教育支援ネットワーク(REN)の事務所を下記の通り移転いたしましたので、お知らせいたします。これまでお世話になった株式会社菅原ディーゼルのみなさん、ありがとうございました。新しい事務所は、本八戸駅近くのビルです。東北産機システムの皆さん、お世話になります。よろしくお願いします。

新事務所の住所は、 〒031-0072 八戸市城下一丁目23番10号 東北産機システムビル3階

電話とFAXは、TEL: 080-8733-8851(これまでと変わりません)、FAX: 0178-72-1533

しばらくは、郵便物やFAXは転送されますが、不安な方はメールでお問い合わせください。

E-Mail: info@ren8nohe.com

令和5年度「中学生による地域企業と大学見学会」を振り返って

この見学会は、中学生が地域企業や大学の存在を知り、その魅力に触れることを目的として、令和3年度から八戸市教育委員会の指導のもとで、RENがコーディネートさせていただき実施してきている行事です。令和5年度、RENが担当した見学会は、7月12日の階上中学校から、11月13日の島守中学校までの全10校(八戸市が8校、階上町が2校)、577名の中学2年生を対象に実施されました。

準備や指導に当たられた中学校の担当教員のみなさん、ご苦労様でした。RENの見学会開催趣旨やコーディネートにご理解とご協力をいただきありがとうございました。

見学を受け入れてくれた企業や大学の関係者の皆さん、業務が多忙な中、時間を調整いただき丁寧な対応と説明をいただきました。皆さんに厚く御礼申し上げます。

生徒の皆さんからは、見学後の感想文をいただいています。この中では「びっくりした」「すごい」「大きい・広い」「はじめて知った」「八戸って意外にすごい」「八戸にこんなところがあるんだ」「頑張っている」「うれしい」、そして「見れて良かった」「関心を持てた」「進路を考える」「まじめにやろう」などの見学会を評価するたくさんの声を届けてもらっています。ありがとうございました。皆さんが、この見学会を通して得た地域への関心をさまざまな分野に展開し、これからの自分自身の成長に役立つことを期待しています。

RENは、この見学会のコーディネーターとして、教育を支援する立場で、見学会の実施内容の企画、事前および事後学習の支援、中学校と見学先の調整を行うほか、見学会当日には生徒と一緒に同乗し車窓からの地域産業の紹介などを担当してきて、見学会の充実に努力してきています。引き続き、ご理解とご協力をお願いします。

NPO法人地域活性化教育支援ネットワーク(REN)  理事長  長谷川 明

元気な八戸づくり若者シンポジウム、エントリー募集ポスターができました。

エントリー募集のポスターができました。八戸工業大学感性デザイン学部の学生が作成してくれました。小学生向け、中高生向け、そして大学生および一般向けの3種類があります。

掲示をしていただける方は、ダウンロードして使って下さい。

エントリー締め切りは、2023年11月30日です。詳しくは、シンポジウムのバナーから。

元気な八戸づくり若者シンポジウム
元気な八戸づくり若者シンポジウム
元気な八戸づくり若者シンポジウム

令和5年度 元気な八戸づくり若者シンポジウム募集要項

テクノルこどもロボット教室、八戸市児童科学館長さんの感想(全文)

■テクノルこどもロボット教室の会場となった八戸市児童科学館の館長をされている芦名さんからも感想をいただきました。児童科学館には会場提供のほか申し込み受付業務など多くの協力をいただきました。ありがとうございました。

■感想(全文) 今回のロボット教室は、活動の一部しか見られませんでしたが、子供たちは真剣に説明を聞き、本波先生や学生さんとよくコミュニケーションをとりながら、楽しそうに、そして、一生懸命チャレンジを続け、意欲的にロボットを作り上げていく姿が印象的でした。また、発表会において、それぞれ工夫を加えて完成したロボットが、しっかり自動走行できていたことも感動でした。今回の貴重な体験を、今後の学び、自分の将来にいかしてほしいと願っています。暑い中、十分に快適な環境を提供できず申し訳なかったですが、次につながる素晴らしい事業を経験させていただきました。ありがとうございました。

テクノルこどもロボット教室、講師の本波洋さんの感想(全文)

■8月開催されたテクノルこどもロボット教室の講師を担当された本波洋さん(八戸工業大学)から感想を頂きました。本波洋さん、ありがとうございました。

■今回のロボット教室は、単なる体験会とは異なり、参加者がロボットの基礎についてしっかりと学び、将来の進路に役立てられるように仕立てました。また、この教室を受講した後も、自宅で継続的に学習できるよう、手軽に利用できるスマホ向けプログラミングツールを取り入れ、さらにロボット教材は持ち帰り可能としました。

 講座の内容は、対向2輪型の走行ロボットを組み立て、左右2つの赤外線反射センサを活用して黒いラインのコースを認識し、それに沿って自動走行させるという内容です。

走行モデルやセンサの動作原理など、工学的な説明を盛り込みすぎて、小学生には少しハードルが高過ぎるかなとも思いましたが、「早く自動走行の原理も知りたい!!!」という意見も出るほどで、子供達の興味とポテンシャルの高さに驚きました。「従来の勉強」のアプローチではなく「やりたい事ファースト」で楽しみながら取り組める学習環境を提供することで、難しい事でも驚くほどの吸収力があることを実感しました。教える側にとっても非常に有益な経験となったロボット教室でした。

テクノルこどもロボット教室、終了しました。

8月8日から5日間にわたって実施された「テクノルこどもロボット教室」、最終日の18日は発表会が行われました。みんな楽しそうに自分で工夫したロボットを紹介しました。暑い日が続いたロボット教室でしたが、参加者全員、みんな頑張りました。

最終日のアンケートには、こどもたちから、「すごくたのしかったです。」「プログラミングをできてとてもたのしかったです。」「前にロボットを作ったことがあったけど、センサーなどははじめてでした。ありがとうございました。」の感想が書かれています。また、講師の本波洋先生は「工学的で難しいかなとも思いましたが「早く自動走行の原理を知りたい!」という意見も出るほどで、子供達の興味の高さに驚きました。」、会場の児童科学館館長の芦名さんは「子供たちが、先生や学生としっかりコミュニケーションをとりながら、楽しそうに、そして、意欲的にロボットをつくりあげていく姿が印象的でした。」と、それぞれ感想を述べています。

お世話になった皆さん、ありがとうございました。来年も、こどもたちへ有意義で楽しい教室を用意したいと思います。ありがとうございました。

みんな、がんばったね。